平野 貞男 Sadao Hirano
戦争は絶対にしてはいけません
6. 戦争は絶対してはいけません
2024年の今年は戦争が終わって79年目です。第二次世界大戦では世界中で民間人を含めて5000~8000万人、日本は310万人が犠牲になったと言われています。(Wikipedia)その後も世界各地で戦火が絶えることはありません。しかし日本は戦後78年間一度も戦争に巻き込まれることはありませんでした。日本人が外国で誰かを殺したこともありませんし、日本人の誰も殺されていません。平時に人を一人殺すと警察に捕まり、刑務所に入れられます。でも戦争では人間をたくさん殺せば殺すほど英雄視されるのです。異常なことではないでしょうか。
他の国を植民地にしようと始めたのが、1910年の日韓併合でした。そこからどんどん拡大していき、ついにはアメリカ・イギリスなどの連合国を相手に戦うことになってしまったのです。私が生まれてから原爆に遭うまでの12年間、日本は満州事変、日中戦争、太平洋戦争とずっと戦争をしていました。全く無謀で愚かな戦争を始めたものです。途中で止めようと言った人もいたようですが、一度始めてしまった戦争を止めるということはとても難しいことなのです。結局、原爆が二つの都市に投下されるまでずるずると終戦の決断ができませんでした。
戦地に送られた兵隊さん達の6割は食べる物も補充してもらえず、飢えで亡くなられたと言われています。本国では若い男性が次々と徴兵され、女性や子供が工場に動員されたり、農作業をせざるを得ませんでした。農家であっても作物は供出させられ、食べる物も十分にありませんでした。たとえ子供であっても生活の全てを戦争遂行のために捧げていました。自国が戦場になっていなくても、生活のすべてが戦争のために統制されるのです。まして国土が戦場になってしまえば、女性だから子供だからと戦禍を免れることはできないのです。戦争は絶対にしてはいけません。