ニュース

CD-ROM「紙碑」を発行

紙碑

このたび、“HIROSHIMA SPEAKS OUT”は、CD-ROM「紙碑」(注1)を発行いたしました。

日本語と英語で閲覧できる日英版と 海外向け配布を企図した英語版を用意しています(Windows対応)。

このCD-ROMには、広島市・広島原爆養護ホーム「むつみ園」の入居者の被爆証言が収録されています。
加えて、原爆被害の実態を示す資料や、被爆者の絵(注2)なども収録しています。

一瞬にして原爆の犠牲となった広島の人々が、体も心も生活も破壊されながら、戦後をどのように生きてこられたか、核兵器が如何に無残に人間をはじめ生きとし生けるものを悲惨におとしいれるものであるかを、このCD-ROMから読み取っていただけると思います。

“HIROSHIMA SPEAKS OUT”は、このCD-ROMを多くの人に読んでいただき、核の脅威にさらされることのない世界の実現にむけて、共に力を出し合っていくことが出来るようにと願っております。

皆様の平和活動、教育活動、サークル活動などでこのCD-ROMを活用し、お役に立てていただくようお願いいたします。

注1:「紙碑―被爆老人のあかし―」(1989年7月20日初版)は、広島市・広島原爆養護ホ-ム「むつみ園」開設10周年・被爆35年目に纏められた被爆証言記録です。
同ホ-ムに入所されていた方々の手記と、関係職員の聞き書きによる全記録72編のうち28編を採取しています。
このサイト上では全編を順次掲載する予定です。CD-ROMでは、これら証言記録に係る語彙集、証言者の被爆地点等を加え、わかりやすくお読みいただけるよう工夫を施しました。

注2:原爆被害の実態を示す資料、被爆者の絵はこのサイトの「被爆の実相」「被爆者の絵」と同内容です。

入手方法について

メールフォームにてご連絡ください。
お問い合わせ先

価格について

教育機関には無料で配布しています(数量が多い場合はご相談ください)。
教育機関以外の希望者には製作実費として一部500円で提供しています。
こちらのメールフォームよりお問い合わせください。