8. 平和祈念像
さわやかな風のように
安らぎの音楽がみち
再びは憎しみよ起こるな
みずみずしい
いのち育くむところ
解説
1977年に建立された像の趣意は以下の通りである。
「原爆犠牲者の生命を永遠ならしめ、人類悠久の平和を願うため、かねて全国の児童生徒に呼びかけ浄財(じょうざい) の募金運動を展開し、有志団体の協力を得て、今こゝにこの像建立の目的を達成した。我々の願いは必ずや世界恒久平和への道に通じるものと確信する。
広島平和祈念像建設会 代表:前田佳哉(よしなり) 彫刻:圓鍔勝三(えんつばかつぞう)」
そばに、草野心平(くさのしんぺい)の詩「平和祈念像によせて」が銅版に刻まれている。
天心の三日月の上に
幻でない母と子の像
これこそ永遠の平和の
象徴
童子よ母の愛につつまれて
金のトランペット吹き鳴らせ
天にも地にも透明な
平和之調べを吹きおくれ
どんな未来がこようとも
頬っぺいっぱいふくらまし
no more Hiroshimaの
金のトランペット吹き鳴らせ
1978年8月 草野心平
場所：中区 平和記念公園
音楽：平和記念像（1:12）
古徳景子マリンバ・ピースコンサート
2008年6月26日 広島ルーテル教会にて